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入退場・入退室ゲートシステムを導入の前に

入退場・入退室ゲートシステムを導入前に、事前に知っておきたいことをコラムにしてまとめてみました。

目次

入退場・入退室ゲートシステムについて

入退場・入退室ゲートシステムについて

入退場・入退室ゲートは、多くの施設や企業で活用されています。入退場・入退室ゲート自体は以前からありますが、現代ではゲートの種類も機能も目的も増えています。

いままでは、遊園地、テーマパーク、スポーツ施設、会員制のトレーニングジム、アミューズメント施設、改札、公共施設(博物館、美術館、図書館、水族館、動物園、競技場、体育館、公園、プール、運動場)などの施設や大手企業での入退室でゲート利用されて来ましたが、近年では短期間のイベントの入場や映画館、温浴施設、中小企業や病院の入退室にもゲートを設置する企業が増えてきています。

最近よく見られる、新しいタイプのゲートシステムの例を5つ挙げます。

  • ・非接触に対応しセキュリティを強化したセキュリティゲート
  • ・移動が可能で設置も容易な簡易ゲートシステム(簡易認証機)
  • ・勤怠管理システムと連携した入退室ゲート
  • ・感染症対策として企業や病院施設で検温の機能を組み込んだ検温ゲートシステム
  • ・券売機とゲートシステムを組み合わせて支払いも合わせて完全に無人化した入退場ゲート

例を5つほど紹介いたしましたが、現代社会では取り巻く環境が刻々と変化しています。入退場・入退室ゲートも情勢の変化やニーズの多様化、複雑化により、急速にシステム化が進みゲートの種類や仕組みも増えました。従来の入退場の自動化やコスト削減の目的はもちろん、働き方改革による企業の勤怠管理の推進化、電子化による非接触でのゲート通過認証およびセキュリティ強化、検温の機能等々、そんな多様性に対応するさまざまな入退場ゲートのタイプについて簡単ですが説明していきます。

入退場・入退室ゲートシステムの種類と説明

フラッパーゲート(セキュリティゲート)

フラッパーゲート(セキュリティゲート)システム

フラッパーゲートはセキュリティ性が高く、非接触による認証システム(生体認証、ICカード)で部外者の不正侵入を防ぎ、さらに入退場の管理システムや入室制限の機能で、共連れ※を防ぐこともできます。

※共連れとは、進入許可のある人に乗じて、別の人が許可がないのにも関わらず、通り抜けることを言います。近年では電子的な通り抜けも発生していることから、それにあわせた対策用の技術もゲートに求められています。

フラップ式

板状のアームの開閉で通行をコントロールする仕組みになっています。駅の改札口にあるゲートがこのタイプに近いのでよくみかけるタイプではないでしょうか。認証を確実に行いつつ短時間で効率的に多くの人を入退場、入退室させるのに向いています。またフラップ式の多くは一方通行および双方向での通行が可能ですのでフラップ式一つで入退場、入退室ができます。

フラップ式に向いている施設:遊園地やテーマパーク、レジャー施設の入退場、大規模なイベント会場、競技場

回転アーム式

三つで一つのアームが回転する仕組みで、アームの回転に合わせて一人一人を確実に入場、入室させることができます。そのためフラップ式より1人あたりの通過時間がかかるものより高いセキュリティ性があります。トライポット式ゲートとも言われています。フラップ式同様、回転アーム式の多くも一方通行および双方向での通行が可能ですので回転アーム式一つで入退場、入退室ができます。

回転アーム式に向いている施設:公共施設、企業のエントランスや出入り口、会員制の施設、アミューズメント施設、テーマパーク内の施設の入退場、温浴施設、ライブ会場

回転アーム式(簡易型)

回転アーム式(簡易型)ゲートシステム

回転アーム式の簡易型は基本的には回転アーム式と同じ構造です。簡易式は回転アーム式の仕組はそのままでシステム部分をオミット(除外)し、コストを下げたモデルで構造がシンプルでメンテナンス性の高さも特徴です。例えば導入時の初期コストとランニングコストを抑えつつ入退場をある程度コントロールしたい場合があげられます。

回転アーム式(簡易型)に向いている施設:公共施設、入場制限を必要とする施設

簡易ゲートシステム(フラップレスおよびアームレス)

簡易ゲートシステム(フラップおよびアームレス)ゲートシステム

簡易ゲートシステムは、移動設置が可能で、認証システム(QRコード、ICカード)を備えている入退場、入退室ゲートです。設置場所の自由度が高くフラップ式の様な施工や施工期間も必要ないため、通常なら設置が難しい場所や期間イベントや一時的に入場、入室が必要な場合におすすめするゲートシステムです。またフラップ式のようにフラップやアームがないことから、通過の際、スムーズに入退場ができるので小さなお子様連れでも安心して通過ができます。簡易ゲートシステムは一方通行ですが、2機設置することで退場、退出に対応する事ができます。非接触による認証システムに対応(QRコード、ICカード)

簡易ゲートシステムに向いている施設:期間イベント、映画館、コンサート会場、工場、クリーンルーム

簡易認証機

入退場・入退室ゲートシステムについて

ゲートではないもの、入場に認証許可が必要なシステムを搭載し入場を許可する簡易認証機もあります。基本的には簡易ゲートシステムに近いシステムですが、ポール1機で完結するため、より省スペースで設置できます。こちらも非接触による認証システムに対応(QRコード、ICカード)

簡易認証機に向いている施設:期間イベント、映画館、アミューズメント施設、テーマパーク内の施設の入場

ゲートシステム+券売機

ゲートシステム+券売機で入退場を自動化

入退場ゲートシステムに券売機を組み合わせることで、入場料や利用料が伴う施設への入退場を自動化できます。仕組みは簡単で券売機でチケットを購入し券売機側のバーコードやQRコードをゲートにかざして入場します。

例えばこの入退場ゲートシステムを導入する事で、窓口業務やチケット販売を自動化できます。また入場料や利用料の購入部分と入場部分の人の動きを分けることで行列を緩和し入場をよりスムーズにできます。営業時間の増加、回転率のアップ、窓口業務人員の配置が不要になります。これにより営業機会の増加、業務の効率化、経費の削減につながります。

簡易ゲートシステム+券売機

簡易ゲート+券売機であれば、設置場所の自由度が高く設置も容易です。そのため期間イベントやゲート工事が難しい既存の施設への導入におすすめの組み合わせです。またゲートは設置工事をしなくても設置が可能なため導入コストが少なく済みます。

簡易ゲートシステム+券売機に向いている施設:期間イベント、興行、イベント運営会社、映画館、アミューズメント施設、テーマパーク内の施設の入場、ライブ会場。スポーツ施設

フラッパーゲート+券売機

簡易ゲートシステムより不正入場を防ぎ、セキュリティをより高くしたい場合、こちらのがおすすめです。既存施設に場合、設置場所の確認と確保、導入コスト、設置するまでの工事期間も見る必要があります。また運用時のコストも簡易ゲートシステムも多くなります。:公共施設、イベント会場、映画館、温浴施設、テーマパーク、アミューズメント施設、会員制の施設

※ゲートシステム+券売機はレンタルがあります。この後の章で説明いたします。

検温ゲートシステム

検温ゲートシステム

コロナ禍の今「新しい生活様式」が定着するようになりました。今では多くの施設へ入場、企業や病院の入室への制限やルール、対策が当たり前になっています。マスク着用、アルコールでの手の消毒(手洗い)はもちろん、非接触(身体的距離の確保)と検温チェックを必須とするところも増えています。そんな中に登場したのが検温ゲートシステムです。従来のゲートシステムから検温ゲートシステムにすることで、入場、入出の際に非接触を保ちならがと検温チェックを自動化できます。

検温システムは従来のシステムに後付けが可能なものが多く、フラッパーゲート(スラップ式、回転アーム式)、簡易ゲートに設置することで検温ゲートシステムとして運用できます。検温はゲートに取り付けたサーモカメラで行いゲートシステムと連携し、基準体温以下であれば入場、入出が許可されます。

ゲートシステム+券売機のレンタル

ゲートシステム+券売機のレンタル"

ゲートシステム+券売機で導入を検討している方へ券売機JPでは簡易ゲートシステム+券売機、または簡易ゲートシステム、券売機それぞれでレンタルも行っています。もちろんレンタルではなく購入やリースも可能です。また簡易ゲートシステムや券売機を複数台レンタルも可能です。

  • ・短期間のイベントの入退場を自動化したい
  • ・初期コストをなるべく抑えたい
  • ・本格導入の前にお試しで導入したい
  • ・時間がないので初年度はレンタルで、次年度はリースにしたい

上記のニーズの方にお勧めです。またレンタルであれば、レンタル期間のみレンタルや、返却時期を自由に設定できます。

ゲートシステム+券売機のレンタルに向いている施設:期間イベント、イベント運営会社、ライブ・フェス会場、興行

ゲートシステム+券売機のお問い合わせはこちらから「券売機を使ったゲートシステム(お問い合わせ)」

最後に

今の現代社会は刻々と変化する情勢や多様性、それに伴い複雑化するニーズ、そしてコロナ禍での新しい生活様式により、入退場・入退室ゲートシステムもより多様化し変化をしていることが分かりました。今後も新たな入退場・入退室ゲートシステムも登場すると思いますが、それを利用する私たちが、何を目的にして何のためにゲートシステムを導入するか、それを明確にすることが大切ではないでしょうか?「ゲートシステムで〇〇をする」「〇〇のため、ゲートシステムを導入する」これからはその〇〇が大切といえそうですね。